「地球を感じる旅をのこそう」 第3回エコツアー写真コンテスト
結果報告
(2015年3月13日発表)
「地球を感じる旅をのこそう」第3回エコツアー写真コンテストに全国から多数のご応募をいただき誠にありがとうございました。 2014年7月18日から2015年1月31日にわたり募集を行い、102点のご応募をいただきました。 審査は日本エコツーリズム協会会員で、『ネイチャーガイドと歩く屋久島』執筆されるなど、写真家として幅広く活躍される安藤“アン”誠起さんをお迎えし、最優秀賞1点、Facebook「いいね!」賞1点、ネイチャリング賞3点、コミュニティベースド賞3点を決定しましたので、発表いたします。 入賞された皆様、おめでとうございます!
協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、一般財団法人休暇村協会、株式会社モンベル、小岩井農牧株式会社
★各写真をクリックすると、大きなサイズで見られます。 ※各写真の著作権は、撮影者に帰属します。これらの写真を各媒体でご利用になりたい方は、必ず日本エコツーリズム協会までご連絡下さい。
最優秀賞
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タイトル:湖面に立つ(群馬県) コメント:湖の真ん中にガイドだけが知る水深50センチのポイントがありました。そこに家族そろって立ってみた不思議写真。 ハンドルネーム:@raki ツアーの主催:ネイチャーガイド ファンテイル 講評:見た瞬間、皆の表情がなんだか気になってしょうがなかったんです。説明文を読んでみると、「そっか、ここだけ立てるぐらいに浅いのか!」って。ガイドさんだからこそ知り得る場所で撮影していたんですね。お母さんと男の子は楽しくてしょうがないけど、女の子はちょっぴり不安そう…その辺も臨場感があって、思わずニンマリしちゃいました。作品を見たときにすぐ、ボクはこれが最優秀賞だとピンときましたね。(安藤)
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Facebook「いいね!」賞
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39「いいね!」獲得でダントツでした!
タイトル:つるを呼ぶ鶴(高知県) コメント:四万十市の中筋川流域では、湿地や水辺の希少な野生動植物を保全し、ツル類の渡来地としての湿地環境整備をしています。 その結果、昨年、河川内に人工的に整備した「ツルの餌場・ねぐら」にマナツ”ルが飛来・越冬しました。その一役を担ったのがツルのデコイです。 ツアーの主催:四万十つるの里づくりの会
ツアーの名称:ツルの里づくり事業実施箇所を巡るフィールドツアー ハンドルネーム:ポレポレ
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ネイチャリング賞
コミュニティベースド賞
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タイトル:大漁信じて コメント:地引網に行ってきました。とれた魚はその場で焼いたり刺身にしたり家族みんなで楽しみました。 ツアーの主催:まるなが建設 ハンドルネーム:のりちゃん |
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タイトル:渓流の水音聴き(神奈川県) コメント:表丹沢のエコツアーです。参加者は大人から小学生まで15名の参加です。名所「葛葉の泉」でのアクティビティーです。水中の魚になったつもりで、木の棒を川床の石にあてて伝わってくる水音を聴きました。初めて聴くクリアーな渓流の音に大人も子供も感激しました。 ツアーの主催:秦野市表丹沢野外活動センター お名前:小林昭五さん |
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タイトル:いい湯だな♪(千葉県) コメント:房総特有の美しいナメ床の川の中を歩きました。ナメ滝や大迫力の開墾場の滝、ポットホールなど楽しみどころ満載。写真は、シャワーウォーキング中に出会ったポットホール。人がすっぽり入れるほどの大きさなので、浸かってみました。 ツアーの主催:南房総市大房岬少年自然の家 ツアーの名称:南房総の川と海を楽しもう! シャワーウォーキング ~房総の沢の中を歩く~ お名前:香山正幸さん |
審査総評  審査委員長 安藤“アン”誠起さん(写真作家、『ネイチャーガイドと歩く屋久島』等執筆)
皆さん、作品がバラエティに富んでいて、ナイスチャレンジもあり、とても楽しみながら審査をさせて頂きました。 エコツアーの写真は、ネイチャー写真とはまた異なると思います。単に美しい自然の情景や動物が写っているだけでなく、例えば動物だったらそこに行けば彼らに会えそうだとか、こちらに何か話しかけているような表情の写真。実際に人間は写っていなくても、そこに人との“関わり”や“匂い”がする…そんな一枚を撮影できればいいなと思っています。
少しアドバイスしながらコメントさせていただくと、まずはメインとなる被写体の位置。皆さん、どうしても真ん中に置きがちなのですが、あえて中央から外して空間を活かすことで、そこに奥行きが生まれます。 ネイチャリング賞の『ニホンリスは僕がガイド』や『伊豆大島・裏砂漠ジオツアー』がそうですね。さらに伊豆大島の作品は少し引き気味で撮ることによって、噴火で降り積もった火山灰という特異な環境の中で歩いている親子を引き立たせています。
あとは被写体の目線もそう。カメラを見ている構図もそれはそれで良いと思います。でも、何かをしている方に視線があれば写真にさらに動きが出てくる。コミュニティベースド賞の地引網をしている『大漁信じて』では、写っている人達は皆、網を見ている。このようにカメラマンが “その風景や情景の一瞬を切り取る”という意識を持つと、さらに楽しい写真が撮れると思います。 また、自然を撮ろうとすると景色をできるだけフレームに入れたくなるので、どうしても横位置の写真が多くなりがち。でもあえて縦位置で撮ってみると、また違う印象の一枚が撮れると思いますよ。
最後にエコツアー写真ならではのコメントを。一見すると何をしているかわからないのですが、コメントを読むと「なるほど!」と納得させられる作品もありました。最優秀賞や、コミュニティベースド賞の『渓流の水音聴き』、シャワーウォーキング中にポットホールに浸かっている『いい湯だな♪』がそうです。これらは、まさにガイドさんのナビゲーションがあってこそ! その場所の魅力を引き出す知識やスキルがあるから撮れた一枚ですね。
★ 応募作品の著作権は、撮影者に帰属します。ただし、日本エコツーリズム協会は「エコツーリズム」普及の目的で制作する印刷物、ウェブサイト、展示物などに応募作品を無償で使用できることとし、応募者はこれを承諾するものとします。 ■副賞■
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