全国エコツーリズム大会 in対馬

アジアに発進する歴史海道都市 対馬
~想像と交流のニューフロンティア・アイランドを目指して~

開催概要

【開催期間】2006年3月3日(金)~5日(日)
【場 所】 長崎県対馬市
【主会場】 つしまベルフォーレ
【内 容】 1日目シンポジウム・交流会、2日目エクスカーション、3日目分科会
【主 催】 全国エコツーリズム大会in対馬実行委員会
【共 催】 NPO法人日本エコツーリズム協会
【パンフレット】PDF

開催主旨

対馬市は平成16年3月1日に対馬の6町(厳原町、美津島町、豊玉町、峰町、上県町、上対馬町)が一島一市となって誕生した新しい市です。対馬から韓国までの距離49.5kmは、日本最短であり、自然海岸線の延長距離332.6kmは、全国市町村の中で最長です。
対馬は、山林が面積の89%を占める自然豊かな島で、「竜良山」と「白嶽」には、原始林が残り、国の天然記念物に指定されています。島の地形は、標高200m?300mの山々が海岸まで続き、場所によっては高さ100mの断崖絶壁もあり、勇壮な自然を目にすることができます。また、山林の数についても国土地理院の25,000分図記載の約16,700山のうち172山があり、日本の島の中で最も多いです。また、豊かな自然にはヒトツバタゴ自生地としても日本最大規模であり、日本では対馬にのみ生息するツシマヤマネコとともに国の天然記念物に指定(ヒトツバタゴ:1928年、ツシマヤマネコ:1971年)されています。さらに対馬中央部の「浅茅湾」は、対馬を代表する風景のよいところであり、大小幾つもの入江と島々が複雑に入り組んだリアス式海岸で、壱岐対馬国定公園に指定されています。
このような自然資源及び、数多くの書物、仏像、建造物、朝鮮式山城の金田城跡や古墳などの文化財など歴史的な文化資源も豊かで、多彩な形での自然ウォッチングや自然・歴史等をテーマとしたエコツアーなどが民間で行われ、現在では、日本でも観光地として脚光を浴びつつあります。
そこで、今後の大きな課題であるエコロジーとエコノミーの共生を形とした参加体験型の観光・交流・学習であるエコツーリズムの国内・国際的な展開と推進を目的に本大会を開催します。
期間中、シンポジウムや分科会のほか大会2日目にはフィールドワークを行い、実際に「対馬」を体験しながら、対馬の「自律的観光への道」、対馬エコツーリズムの可能性を探り、エコツーリズムの一般への理解と浸透を図り、また環境教育普及及び人材育成の推進を図ります。
地域の自然や文化への理解を深め、そのよりよい保全とゆとりある活用によるみずみずしい観光と産業を持続的に発展させるため、皆様のご参加をお待ちしております。