全国エコツーリズム大会 in小笠原

小笠原エコツーリズムの明日を考える

開催概要

【開催期間】2008年12月7日(日)~9日(火)
【場 所】 東京都小笠原村
【主会場】 父島:小笠原村地域福祉センター
      母島:母島村民会館
【内 容】 1日目エコツアー体験、2日目分科会、3日目分科会・総括シンポジウム
【主 催】 小笠原諸島返還40周年実行委員会
【共 催】 NPO法人日本エコツーリズム協会
【パンフレット】PDF

開催報告

エコツーリズム大会を終えて
 小笠原村産業観光課長 渋谷正昭
(開催当時:小笠原諸島返還40周年実行委員会事務局長)

 小笠原の米国からの返還40周年を記念して行ったこの事業は、返還20周年の際に日本初のホエールウォッチングを実施し、エコツァーの先駆けとなった小笠原の20年後を評価し、今後の方向性を見出すことが、20年前と昨年の両方を担当した者としての大きな目的でした。
 そのためには、今小笠原で行われているエコツァーはどのように評価されるのかをまず、来島者と村民に体験してもらうことから始めてみました。いきなり悪天候の洗礼を受け、特に母島での開催は日程変更を余儀なくされたところですが、なんとか実施にこぎつけ、その体験を踏まえて各分科会の議論が始まりました。人づくり、素材づくり、まちづくり、父島の課題、母島の課題、どの分科会においてもこれから取り組むべきことがあること、それらの総括においても、来島いただいた皆さんはじめ多くの意見をいただいたところです。
 進行役を務め、最後の閉会の際に、愛知会長の記念講演でのご発言を引用させていただき「(小笠原のエコツーリズム振興のために)大同団結していきたい」と申しましたが、小笠原エコツーリズム協議会など様々な場を通して、村内関係者と共に取り組むべきことや頂いた意見を整理していきたいと思っています。
 そして今後は、20年前は先駆けであっても、20年経った今、多くの専門家や各地域の事業者がエコツーリズムに関する議論や実践を重ねられており、皆さんに遅れをとらないように議論を重ね、小笠原流エコツーリズムを実践してまいります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA