第5回 全国エコツーリズム学生シンポジウム

今年の基調講演は「ぼくの仕事場は富士山です 富士山のエコツーリズム」。今年世界文化遺産に登録された「富士山」のエコツーリズムについてでした。富士山を近くに感じ、富士山を知る 富士登山ガイド、富士山登山学校ごうりき(株式会社合力)の近藤光一代表によるお話いただきました。

開催概要
日時:2013年11月30日(土)10:00?18:10、交流会 18:30?20:00
会場:東京大学 本郷キャンパス 弥生講堂・一条ホール
     最寄駅:東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩1分、東京メトロ千代田線「根津駅」徒歩8分)

参加費:無料(交流会参加費:学生1,000円 一般2,000円)

【お申込・お問合せ】
NPO法人日本エコツーリズム協会(担当:高野)
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-24-9 アイケイビル4F
電話:03-5437-3080
ファクス:03-5437-3081
e-mail: ecojapan(at)alles.or.jp ★(at)を@に変えて送信してください。

主催:第5回全国エコツーリズム学生シンポジウム実行委員会
協賛:日本航空株式会社  
後援: 環境省・観光庁・農林水産省・文部科学省
協力: 東京大学

開催当日の様子

プログラム

10:00 開場・受付(弥生講堂・一条ホール)

       [同時進行] 学生によるポスターセッション
11:00 開会・基調講演 
       「ぼくの仕事場は富士山です ?富士山のエコツーリズム?」
       講演者:近藤光一氏(富士山登山学校ごうりき(株式会社合力)代表)
12:20 昼休憩
13:20 学生による研究発表
       (発表1人10分程度×3名、講評15分)×3テーマ
        ワークショップ
       (6-8人のグループを作り、会場参加型ワークショップを行います。) 
17:20 意見共有・全体講評・学生からの提言・閉会
18:30 交流会(希望者)

研究発表者

(敬称略)持ち時間約10分。全9発表 弥生講堂・一条ホール講堂にて発表

【地域】
学生と地域の連携による効果と課題 ?群馬県片品村での活動を通して?
(阿久澤直人、笠原圭太 他: 高崎経済大学 地域政策学部 観光政策学科)
落語で学ぶエコツーリズム ?街歩きと落語がつくるエコツアーの可能性?
(仁科樹、西中満月: 和歌山大学 観光学部 観光経営学科)
長崎・小値賀町 離島における観光振興策を考える
(角田麻貴、島崎愛子: 亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科)

【観光】
古都京都観光を支える着物文化の継承を担う未来派着物開発活動の仕組みづくりの事例研究?
(野尻千明: 京都嵯峨芸術大学 芸術学部 デザイン学科)
エコツーリズムを通じた風評被害の克服 福島県北塩原村を事例として
(後藤莉香、菊池有宇 他: 立教大学、文教大学)
地ビールの地域ブランド化及び地域活性に関する考察
(佐藤暁彦: 東京農業大学大学院 農学研究科)

【環境】
芸術の眼で見る環境問題 ?三保松原の今と昔?
(吉井萌恵 他: 東海大学 海洋学部 環境社会学科)
ちむぐくる―私達が育てる沖縄島
(西平奨矢、宮城翔: 沖縄国際大学 経済学部 地域環境政策学科)
スウェーデンの緑地環境と利用について ―森と湖の国の実態?7か所の国立公園を巡ってみえてきた実態―
(河上友宏: 千葉大学大学院 園芸学研究科)

ポスターセッション発表者 (敬称略) 全18発表、弥生講堂・一条ホール内スペースにて発表

【環境】
魅力的なバードウォッチング・プログラムの開発
(赤尾将司、長濱光佑 他:長野大学 環境ツーリズム学部 里山再生学ゼミ)
ウミガメに人が集まる町 どのようにエコツーリズムをとりいれるべきか?
(中崎裕子:関西学院大学、総合政策学部 都市政策学科)
環境税は地球温暖化に効果がある?ない?
(広瀬雄一:関西学院大学 院総合政策研究科)
世界遺産と観光?富士山観光を中心に
(小野セレスタ多聞 他:中央大学 経済学部)
体験型環境教育プログラムの効果の検証 体験型と非体験型で“つたわり”方に違いはあるか?
(齋藤愛子、森恭一、花園誠:帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科)

【地域】 
さんさんびと 南三陸町におけるエコツーリズムの提案・検討
(小池洋平 他:中央大学FLP環境プログラム)
佐渡と能楽‐日本の古典芸能のあらたな一面‐
(山本美季子:東京学芸大学大学院 教育学研究科)
茅ヶ崎市北部の魅力発見!!
(文教大学国際学部観光学科)
人と文化をことばで紡ぐ ―愛媛県喜多郡内子町における方言「ぞぶる」を事例に―
(小池佑太、玉里壮司、野本梨紗:愛媛大学 法文学部 人文学科)
商店街の発展と観光?観光と地域活性化
(小泉実里 他:中央大学経済学部)
長岡市東山地域の自然、歴史、文化をエコウォークで楽しもう
(池田隆祥 他:長岡大学 経済経営学部 人間経営学科)
五箇山合掌造りが「結」ぶ地域と観光 域学連携による持続可能な観光地域形成モデルの構築
(田開寛太郎:富山県立大学大学院 工学研究科)

【観光】
富山県富山市八尾町のツアーガイド養成について
(坂下裕哉、佐藤彩香 :富山国際大学 現代社会学部 現代社会学科)
源流から河川文化を学ぶエコ学習ツアー ―愛媛県東温市重信川を事例に―
(宇根田茉歩、藤井稀子:愛媛大学 法文学部人文学科)
自治体WEBにおけるマーケティング戦略と可能性 ?エコツーリズムと広報戦略の関連について?
(藤川遼介:一橋大学大学院 商学研究科)
ビジターセンターの更なる可能性 ?国立公園と観光客の架け橋として?
(中村愛樹、中村早季、熊谷あかね、高橋涼、阪東由佳梨、保坂有哉:高崎経済大学 地域政策学部 観光政策学科)
ドルフィンスイムなど自然体験活動を通して世界農業遺産「能登の里山里海」を世界の子どもたちに伝えます。
(砂田信一郎 他:東京コミュニケーションアート専門学校 エコ・コミュニケーション科)
ジオパーク活動による地球科学学習観光の推進と観光再編
(坂口豪:首都大学東京 都市環境科学研究科・観光科学域)

2013年11月30日(土)、第5回となる「全国エコツーリズム学生シンポジウム」を東京大学にて開催しました。2009年からはじまったこのシンポジウム、毎回多くの方のご参加を頂いています。参加者に学生が多いのはもちろんですが、このシンポジウムは、企画・運営・発表者決定・当日の司会進行や設営など全て学生によって行われています。日本エコツーリズム協会の学生部会が中心となり、たくさんの学生の協力のもとに開催したシンポジウム。今回は約230名のご参加を頂き、うち学生は45の大学・専門学校からお越しいただきました。前回の参加学校数が41校でしたので、少しずつではありますが、参加者のすそ野が広がっていることを感じています。開催にご尽力いただいた皆様、参加してくださった皆様、ありがとうございました。