自主ルール・基準を導入した安心安全ツアーの共同プロモーションプロジェクト(沖縄県)

推奨制度沖縄モデル事業

日本で初のエコツーリズム協会が発足した沖縄県では、エコツアーを含む体験滞在交流型観光がめざま
しい伸びをみせ、沖縄県観光の柱のひとつへと成長しました。また、近年は平和学習のみならず、自然や生活文化を体験する教育旅行が人気を集め、年間約45万人(23年度実績)の児童生徒が沖縄県を訪れています。しかしながら、体験プログラムの質や環境保全の配慮の意識には事業者間のバラつきがあり、安心安全で満足度の高い旅を安定的に提供することが課題となっています。
東西1000キロ南北400キロの広大な海域に39の有人離島が点在し、亜熱帯の豊かな自然環境や独特の歴史・文化を有する本県で、島人が地域の宝を活かした質の高い体験を提供することは、観光地としてのポテンシャルを高め、共同プロモーションによるブランド化は、高付加価値につながると考えています。

体験ツアー・交通事業者、観光施設、宿泊施設、地域観光協会等で構成される沖縄県体験型観光推進協議会は2007年に設立され、2008年には「全国ほんもの体験フォーラム」を沖縄に誘致・運営するなど、実践的な活動を続けている団体です。また、民泊を通した農漁業体験等、一次二次産業との連動によるプログラムの実施など、新しい取り組みを実践しています。当事業では、まず共同宣言をすることで意識の共有を図り、その後、段階的に自主ルールによる推奨制度を導入します。これらのプロセスを通じて体験ツアーの質の向上と安心安全のブランドづくり、及びエコツーリズムが目指すところの持続的な観光をめざします。

JESの開理事が代表を務める株式会社カルティベイトと沖縄体験型観光推進協議会が共同で事業を運営します。
2012年度はJESが過去に研究した認証制度のデータや、沖縄におけるダイビングの認証制度を調査・検討し、「安心・安全・満足」を約束する宣言を策定します。また、宣言文を盛り込んだパンフレットやHPを作成し、「JATA旅博」出展を通して、共同プロモーションを実施。また、段階的に自主ルールや推奨制度を策定する他、補助金を活用したガイド・コーディネーター養成講座等を開催し、沖縄県の観光振興課や自然保護課、沖縄観光コンベンションビューローと連携を図りながら、体験ツアーの推奨制度を全県的な取り組みへと拡大することを目指します。

【本企画の担当・責任者】
開梨香(JES理事・株式会社カルティベイト代表取締役社長)

進捗状況】
●推奨制度策定ワークショップ(2012年10月31日)

小林寛子氏を再びお招きし、沖縄の現状に即した推奨制度策定へ向けてワークショップを実施!8月に小林氏から紹介のあったアウトライン(オーストラリアの先進事例)をもとに、実際に現場で動いている事業者が集まりブレーンストーミングを行いました。

JATA旅博2012に参加(2012年9月20-24日)

独自に策定した「体験型観光推進宣言」を謳ったパンフレットを配布し、安心安全満足の旅を共同プロモーションして参りました!対面でお客様と接し沖縄観光に対する生の声を聞くことで、推奨制度の策定に向けてモチベーションが高まりました。参加者からは、「他団体のPR手法に刺激を受けた」、「横のつながりを強化することができた」といった声があがりました。

参加者(7名):
【沖縄県体験型観光推進協議会】
副会長  加蘭明宏(沖縄体験ニライカナイ代表)
副会長  外間慎仁(株式会社ふくらしゃや代表)
小林政文(ホールアース自然学校沖縄校事務局長)
大前憂治(沖縄県体験型観光推進協議会事務局)
【株式会社カルティベイト】
代表取締役 開梨香、比嘉朝香、平良亜沙美

●第2回宣言文策定会議(2012年8月31日)

●第1回宣言文策定会議(2012年8月28日)

●小林寛子氏を招き勉強会を実施(2012年8月1日)

日本エコツーリズム協会の理事でもある小林寛子氏を招き、オーストラリアのエコ・サティフィケーション4について勉強会を実施しました!その後の意見交換会では、推奨制度について互いが持つイメージを共有しました。

●稲井日出司氏を招き勉強会を実施(2012年7月21日)
マリンハウスシーサー代表の稲井日出司氏を招き、ダイビングの推奨制度(優良ガイドダイバー認証制度・優良事業所認定制度)の現状と課題について学びました。